FGO緊急メンテナンスを終えて

どれだけユーザーを舐め腐れば気が済むんだ。

 

先週開催された期間限定イベント「デスジェイル・サマーエスケイプ ~罪と絶望のメイヴ大監獄2017~」の不手際に続き、またものやらかしだった。昨日の8/23夕方頃から行われた緊急メンテナンスの事である。

 

私はその時間帯にFGOを起動していなかったので伝聞だが、どうやら手持ちの礼装が全て消えるというバグがあったらしい。その為の緊急メンテナンスだったようだが、先週にもイベントは午後6時に開催出来る、と告知を出しておきながら結局延期し、最終的に開催されたのが翌日の午前11時という不手際があった。

 

仮にも二周年を迎えたゲームの大型イベントとしては余りにもお粗末に過ぎるが、今回は更に輪をかけて酷い。メンテナンスが行われた厳密な時間は午後4時50分からだったが、終了したのは今朝の早朝4時だ。仕事や学業等の関係でログインボーナスが途切れてしまったプレイヤーも多くいるが、特別ログインボーナスには補填があるものの通常のログインボーナスに関しては特に告知もないという事は補填も無いのだろう。しかも未だにデータが破損したプレイヤーに関しては復旧が完了していないという。

FGOの開発、運営をしているデイライトワークス社はこれまでに数多くの開発者向けの講演を行ってきているが、こんな不祥事だらけの有様でよくそんな事が出来るなと呆れるばかりだ。

 

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かつての緊急メンテナンスへの対応。まんまヤクザの言い分だが、やはり誠意はカネである

 

結局のところ、今回補填らしい補填はガチャ使用のためのアイテムである聖晶石10個と、スタミナ回復アイテムである黄金の果実10個のみである。

これまでの緊急メンテナンス等の対応レートは、時間当たり聖晶石と黄金の果実が1つずつだった事を考えれば、今回の対応は明らかにレートが低い。

単純に貰えるアイテムが少ないという事に関しても勿論不満は多々あるが、何よりもこれだけの不祥事を起こしておきながらこれでは誠意がまるで感じられない。それどころかむしろユーザー側が舐められているとしか思えないのだ。

最近よくインターネット上で引き合いに出されるのが昔のFGO運営の緊急メンテナンスだが、この頃には時間当たりの補填が通常よりも多かった。それならば、と納得出来ていた事も多かったのに二周年を迎えた今、告知も無く唐突に始まり通常のメンテナンスよりも多くユーザー側に不利益をもたらした緊急メンテナンスで何故これまでよりレートが下がっているのか。

 

 

今回のメンテナンスについて、公式ページの説明では最初はデータベースサーバー障害対応だったのが後の記述ではハードウェア障害という言葉に変わっていた。が、以前の講演でFGOのデータベースサーバーはアマゾンウェブサービス(AWS)に移管したと聞いている。

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私にはさっぱり分からないが、どうやら見る人が見れば「これでハードウェア障害が起きるのはおかしい」となるそうだ。どなたか解説して頂けないだろうか

 

一体ハードウェア障害、というのが何を指しているのかは素人には分からないが、少なくともAWSを使っているとこれまでの講演でデイライトワークス社が話していた事を考えるとアマゾン側で何か問題が起きたという印象を受ける。これは本当なのだろうか?

今や1000万DLに届こうかとしているソーシャルゲームの運営が一時的に出来なくなる程のハードウェア障害が起きたならば、これはかなり深刻な話だろう。もしもFGOの運営にある程度のリスクマネジメントをしていたのだとすれば、それでも対応出来ない、運営再開に半日近くの時間を要する障害が起こったという事になる。

 

この手のサービス、運営に関しては全くの門外漢であるため詳しい事情は知らないが、アマゾンが提供するサービスでこれほどまでの大事が起きたならばニュースなどになってもおかしくは無さそうなものだ。しかし現在「AWS」でニュース検索をしても特にこれと言った情報はない。そうなると、いよいよこのハードウェア障害という言葉も勘ぐってしまう。

 

 

何にせよ、今回の障害の発生、及びその対応は運営としていかにも粗雑なものだった。FGOのセールスランキングは相変わらず好調であり、人員増加やサーバーの設置にも窮するほどリソースが不足しているという事は無いだろう。どうかこれを期に、今度こそ再発防止等に務めてもらいたいものだ。